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自己顕示欲の墓場

いろいろ考えます

3月31日

 

今日の副題は『だからわたしは友達が少ない』にしたいと思う。

 

明日は通しのバイトで、少し憂鬱だ。

バイトが憂鬱なわけではないのだ。おそらく、春だから仕方がない。そして春だから自分というものを見つめ直して色々とぐるぐると考えてしまう。

 

今日(もう昨日だけど)は金子がうちに来て一緒に部屋を片付けたりクッキーを作ったりした。そうしながら色々とこのモヤモヤについて話していた。

 

まず、社会不適合者になりたくないという切実な思いについて。ものすごくはっきり言わせていただくと、わたしは自分を社会不適合者と称してヘラヘラしている大人が大嫌いだし、そんな大人になるくらいなら舌噛み切って死んだ方がマシだ。社会に全力で適合しに行くのが人生だと思っていた。でも、最近気づいたのだけど、多くの人たちがわざわざ意識せずとも社会に適合しているのだ。というか社会不適合者を自称している大人はだいたいちゃんと適合している。なんの苦痛もなく、むしろ楽しそうに、己を曲げることもなく。

わたしは別に自分を変わり者だとは思っていないし、むしろ「変わってる」とか「個性的」とか言われると悲しくなる。わたしは本当にどこにでもいるミーハーなブスだ。何も変わっていない。普通の考え方をして普通に生きている。でも、だいたいの人はわたしを「変わってる」というカテゴリーに入れて理解を放棄する。それはその人とわたしの間に価値観・人間観・哲学的思想・政治的思想・趣味など、ざっくり言うと「考え方」分類される箇所にすこーしズレがあるだけなのに。その少しのズレのせいで、わたしはその人の「身内ゾーン」には入れてもらえなくなる。特に同世代の間だと。完全なる被害妄想だというのは頭ではわかっているのだけど、それを飲み込むには喉元のあたりがどうもムズムズする。

 

少し関係がある話なんだけど、これも少し前に「『わたし変わってるんだよね』っていう女(の子)って多分ものすごく幸福な人生を歩んで来たんだろうね」という内容の話をこれまた金子とした。まさにそのままの意味である。ある一部のジャンルの女の子たちからものすごく反論が飛んで来そうなんだけど、彼女らは本当に幸福なのだ。まあ、彼女らの苦悩はあるとは思うのだけど、それでも幸せだ。彼女らは愛されるべき人間だし、これからも愛され続けるのだろう。

あるいは、わたしや金子っぽいジャンルの女も以前はそうだったのかもしれない。物心ついた直後くらいまでは。しかし、マイナーリーグでプレーする実力しかないのにメジャーの一軍で補欠として練習に参加させられている野球選手のようなティーンエイジを過ごしてきた我々は、その過程で引き返せないところまで曲がってしまったのだ。人間性が。

だから不幸なんだ、とかそんな無責任なことは言わない。だって、そもそも自分が悪いのだ。人間性が托鉢並みにねじれ倒す前に「自分は一軍のプレイヤーをする実力はないのだ」と認めてマイナーリーグに移ればよかったのだ。しかし、それを認めるにはプライドが高すぎたし、中途半端に知恵も身につけてしまっていた。しかし、一軍にいるのはほとんど苦痛でしかない。周りが楽々やっていることが自分にはできない。しかし周りにとっては生まれた時から自然とできていたことなので、わたしたちの苦悩は理解できないし、そうした苦悩があることに気付きすらしない人もいる。もちろん、その人たちにだって苦悩はある。しかし、それはわたしたちの苦悩よりもっと高尚(に見える)なもので、そんな高尚な悩みを持てることにすらわたしたちは劣等感を抱くという始末だ。

 

そうした結果「誰もわたしを理解してくれない」とか言う toe みたいな被害妄想が出来上がってしまったのだ。幸か不幸か。

しかし、人付き合いはうまくできないけれど、物を書く上でこの性質はまあ悪くはないと思う。根性が曲がっていた方がいいこともあるっちゃあるのだ。まず、人付き合いがうまくて友達がたくさんいたらものを書く暇なんてなくなってしまうだろう。

 

他にも「こんなにも彼氏が欲しいのは社会不適合者だと思われないためだ」とか暴論を吐いたりもしたけど、あれには自分の中でもまだ迷いがある。というのも、正直わたしは基本的に恋愛感情イコール性欲というフロイトっぽい(フロイトについてちゃんと勉強したことがないからわからないけど)論を比較的所構わず展開する派なので、要するに性欲がアレなのかもしれないのだ。春だし。でも、そういうことをしたいと全くもって思わないけど彼氏が欲しいのだ。なんならチューすらしたくないし、手も繋ぎたくない。しかも生理的に無理な人以外ならなんでもいい。なんかこう、彼氏がいるってものすごーく社会に適合している感じがするのだ。だから、欲しい。その理由が一番しっくりくる。

 

 

とまあこんな感じで春の夜は更けてゆく。ちなみに金子と作ったクッキーは恐ろしいほど甘くてしばらく沈黙した。

 

 ああ、ほぼ100パーセント自分語りで書いてしまった。まあ春だし、仕方がない。