にっき

メイゲツタカハシの日常

7月17日

 

 

この土日、名古屋に行ってきた。

幼なじみの結婚式と披露宴で、何故か招待状が来たのでついでにstiffslack に行くことを主な目的として行って来た。

 

新婦側の友人として招かれていたのだけど、披露宴の席の周りはだいたいみんな大学時代の友人だったみたいで、なんとなく気まずいし話すこともなくて暇なので新郎側の招待客をみてヤれる/ヤれないゲームをしていた。8割ぐらいヤれるに分類された。

あと、ビンゴ大会的なやつでネスカフェのサーバーが当たったのでベストジーニスト賞を受賞した時の観月ありさみたいなテンションで受け取った。しかしうちに来てコーヒーを飲みたいという人がそんなにいないので対処に困っている。うまく言ってながたさんの会社に置かないかなあと思っているのだけど、スタジオってだいたいすでにコーヒーサーバー置いてあるので多分もらってくれない。

だいたい、ながたさんって女性ホルモンの塊みたいなゲロ甘い飲み物とかゲロ甘い食べ物が好きなので、そもそもいらないんだと思う。この前シャノアールで会った時もキャラメルなんとかラテみたいな名前のコーヒーフレーバーの牛乳を飲んでいた。あと名古屋のお土産で小倉トーストラングドシャを買ったと伝えるとありえないほど喜んでいた。女性ホルモン取りすぎだからあんなグラビアアイドルみたいな喋り方なんだと思う。

 

披露宴は滞りなく進んで、わたしが大嫌いな両親への感謝の手紙コーナーとかもないし、新郎新婦がこだわって編集したなりそめビデオとか、すっごい良かったし、なんかすごいいいお式でわたしも結婚したくなっちゃった〜〜!とか言ったけど、ものすごく自分と遠いものを感じてしまった。ていうかぶっちゃけこんなの私には無理だと感じた。

 

その理由をいろいろ書こうと思ったんだけど、気分が乗らないのでやめてかずやの話をしようと思う。

名古屋から帰って来て、ほんとうはながたさんとごはんに行く予定だったのだけど、風邪をひいたとかでわたしが小田原あたりで新幹線にゆられているときに「帰る」と言われた。でも誰かとぶらぶらしたい気分だったので何人か友達を誘った。しかしみんな予定があったり連絡がつかなくてなんとなくかずやを誘ったら、ひまだったみたいなのでかずやと御霊祭りをひやかしたあと神楽坂の安い居酒屋で飲んだ。かずやといると無駄に喋らなくていいんだと思うから楽だ。というか、基本的にもう話題が尽きている感がある。かずやはベロベロになったらわりと面白い(「僕は〜〜〜、割と酔ってる〜〜」と自己申告してくる)ので、わたしとしてはいっぱいお酒を飲んで欲しかったのだけど、明日は予定があるとかで全然飲んでくれず、つまらなかった。話すことがないので名古屋のジュンク堂で買った宮本輝のエッセイを読んでいると、かずやが「最近のミツメギャルみたいな人たちが相米慎二好き、みたいな風潮がムカつく」と言ったので確かにちょっとムカつくけど映画も音楽もそういう扱いをされる運命にあるから仕方がないじゃん、という思いを込めて「あー」と言いながら頷いておいた。それから3分ぐらい沈黙した後、「なんで好きなんだろうね」と質問してみると、「さあ」と言われた。わたしは「どうせ川辺素がそういうの好きなんでしょ」と思ったけど何も言わずにヘラヘラ笑っておいた。無言でタバコの煙をかけあったりお互いの顔をまじまじとみるのもやめて帰ることにした。

帰り道、かずやのベルトがベロンと出ているのに気づいたので、引っ張って犬の散歩みたいな気分を味わっていたのだが、サリバンの高いベルトだからやめて、と言われて引っ張るのはやめた。かずやは二人で歩いているとわたしの二の腕をつかんで歩くのだけど(ウディアレンが同じことをしていて嬉しかったらしい)、それをされなかったので少し寂しかった。

飯田橋の駅について、ベルトを離すとかずやがバイバイと手を振ったので、寂しかったけど地下鉄の駅に入った。もうしばらくかずやには会えないような会いたくないような気がした。win-winな関係ってどうして長く続かないのだろう。まあしばらく経ったら連絡しよう、そうしよう。かずやは暇人のボンボンだから、きっとまた遊んでくれるだろう。