にっき

メイゲツタカハシの日常

1月26日

 

 

朝8時頃に一度起きて8時45分頃まで二度寝。これが最近の日課になりつつある。

今日はバイトだったので起きて化粧(と言っても顔を洗い、眉毛を書き、マスカラを塗るだけ)をして家を出た。

土曜日の朝は電車が比較的空いているので座れた。何も考えずにカーディガンズのベスト盤を聞いていた。

バイト先の最寄駅に着くと、まずキオスクでタバコを買った。昨日の夜シナリオを書きながらバカバカ吸ってしまったせいでタバコが切れて、買いに行く気分にもなれずにずっとしけもくを吸っていたので、買ったばかりのタバコを見ると嬉しくなった。しかし電車が多少遅延したせいで出勤前にタバコを吸う時間はなかった。

バイト先に着くと年下で体のでかい男の子がいた。わたしのバイト先のバックヤードには更衣室なんていう立派なものやロッカーという高度な文明は存在しないので、男の子はいつもバックヤードに入るときに大きめの声で「入っていいですかー」と尋ねなくてはならないのだ。女の子は別にズカズカ入って行っても大丈夫なので、わたしは入ったわけだが、その体のでかい男の子を追い出して着替えるほど恐ろしい人間ではないので、先に着替えていただいたわけである。いつも思うのだけど「入っていいですかー」と男の子の声がして「まだー」とか「もうちょっと待ってー」とか女の子が慌て出すのは高校生の頃に戻ったみたいですごく懐かしい気持ちになる。

土曜日だった事もあり、バイト先はそこそこ忙しかったが、仕込みをしながらWの悲劇のテーマソングを鼻歌で歌っていた。今日ペアだった女の子がてんてこ舞い(とはいっても彼女は仕事ができるのでてんてこ舞いってほどにはならないのだけど)でオーダーをこなしている間に、いい気なもんだな、と書いていて思った。今度からは鼻歌を歌うのはやめようと思う。

バイトを終えて、喫煙所に駆け込み、やっとのことでタバコを吸った。味はまずいけど精神的にはうまい、謎の一服である。

家に帰る道中、なんとなく体調が悪くなりそうな予感がしたのでゼリー飲料をコンビニで買った。今現在その予感は杞憂に終わりそうだ。

家に帰って、しばらくビッグバンセオリーを見るなどしたが飽きたのでそろそろ締め切りのやばいコンクールに備えてシナリオの直しやら企画書やらをやった。いつもシナリオを書くときはだいたい、アイディアを出すのが憂鬱で、書き始めてしまえば楽しくなっていくのだが、今回のシナリオはアイディアを出すのは楽しかったが書くのが憂鬱で仕方がなくて、登場人物全員を憎みながら書き、途中でいやそれではいけない!愛さなければ!と思い直して改訂していくと次第にまた登場人物全員が愛おしく思えてきた、という謎の展開を辿って完成しつつある。謙遜でもなんでもなく面白いのか否か自分でもわからないが、登場人物に愛を持って書けばだいたいのシナリオはなんとかなることを学んだので大きな成果と言える気がする。バカみたいな話だとは思うけれど、選ぶ言葉の端々に愛は滲み出る気がしている。そんなものを制御できない奴が物を書くなと言われればごもっともなので、大きな声では言えないが、やっぱり愛は必要である。

そんなこんなで1日が終わりそうだ。なんとなくゼリー飲料でも飲んで風呂に入って寝ようと思う。短いけどおしまい!