にっき

メイゲツタカハシの日常

4月4日

 

3時ごろに一度目が覚めて、猛烈に喉が乾いていたのでお茶を一気飲みした。

ついでに皮膚科で処方された肌荒れに効くビタミン剤も飲んだ。粉薬なのだが、大人なので水に溶かして飲んだ。通はこうやって飲むと薬剤師さんに教わったのだ。嘘だけど。本当は粉薬がどうしても飲めないので「無理なんです」と言った結果、水に溶かして飲むか、「おくすりのめたね」を使用しろと言われたのだ。本当は「おくすりのめたね」を使いたいのだが、それをよしとしてしまうとなにか大切なものを失う気がしたのでやめた。水に溶かすのがたくみんにばれた時かなりバカにされたが、大人なので言いたい奴には言わせておけの精神で堂々と水に溶かした粉薬を飲んでいる。通はこうやって飲むんだから。

 

それから6時頃まで断続的に寝た。何か夢を見た気がする。最近眠りが浅い。春だからなのか。

6時に起きた時、なんだか目が覚めてしまったので昨日の夜書いた短編のプロットをシナリオにした。非常に楽しい。こんなに楽しくていいのか、と思ったが書くのが楽しい時に書いたものは基本的にいいものだと思う。そういえば2年ぐらい前に林芙美子(もしかしたら幸田文かもしれないしどちらでもないかもしれない)の随筆を読んだのだが、順調に書けていると思う時でも実は筆がすべっているだけかもよ、みたいなことが書いてあった気がする。すべっているか否かは今日の私にはわからないので判断は明日バイトから帰宅してパソコンを開いた私にお願いしたい。

 

今日は本来学校に行かなければならなかったのだけど、幸運にも行かずにすんだ。この前体育の履修ガイダンスがあって、体育の先生たちがたくさんいた。去年今年と続けて同じゼミの子も体育を落としていたので同じ授業を受けようと約束した。

 

10時頃、洗濯をした。洗濯物が溜まっているのでそろそろしなければいけないと感じたのだ。自分が着た服を洗うために洗濯をするのはすごくめんどくさい。自分で着て、洗濯機に放り込んで、干して、畳んで、しまって、また着て、とこれを繰り返すことがどうしようもなくバカバカしく思える時がある。洗濯をさぼって綺麗な下着がなくなっても困るのは自分自身でしかないのだ。ノーパンでバイトに行かざるを得なくなっても、自分がわるいのだから仕方がない。ノーパンでバイトに行った結果、まわりの人にノーパンなのがばれないように異様にこそこそと着替えなければならなくなるのも、自分がわるいのだから仕方がない。大人になるとはこういうことなのかもしれない。最近はそんなことしなくなったので、もっと大人になったのかもしれない。

 

洗濯物を干したあと、天気がよかったので窓を開けっ放しにしてみたが、道路の音がうるさすぎて30秒で閉めた。昨日家の近くのコンビニでお茶と食パンと納豆を買ったのだが、その時スーパーのBGMみたいなインストアレンジされたスピッツのチェリーが流れていた。そういえば愛してるの響きだけで強くなれる気なんてしたことないなと思った。割と多数の人から「あなたは本気で人を好きになったことがあるの?」と尋ねられることがあるけれど、そんなことわかるわけがない。逆にあなたはわかるのかと問いたい。まず、どの程度ならその人にとって「本気で人を好き」だと認められるのかがわからない。本気と言ってしまえばそれは本気になるのか、でもそんなものは主観でしかないのだからあてにならないだろう、とも思う。本気で好きも愛もわからないが、その時にそう思ったらそれでいいんじゃないか、そもそも愛も好意も憎しみや敵意と表裏一体なのだ(と思う)から気分でころころ変わったっていいのではないかとも思う。というようなことをつらつらと考えたことを思い出した。

 

それから最寄りのマックにいってご飯を食べた。最近自炊する気にならないのでコンビニご飯やマックばかり食べている。料理は好きだけど一人で料理をして一人で食べるのは非常にめんどくさい。これは洗濯理論と同様。誰かがやってくれるか誰かのためならまだマシなのかもしれない。友達がくる時とかは作るし。あと最近味噌汁はなんとなく作って飲んでいる。

 

それから、映画を見た。『キューティーバニー』という明らかに『キューティーブロンド』を意識した邦題の作品があったので見た。最高だった。あんまり難しいこと考えても仕方がないなと思った。今の私にはそれを消化吸収してアウトプットする能力がないのだから。いつかはできるようになりたいが。

 

それからいろいろな人とラインをしたり、朝書いたシナリオの続きを書いたりして過ごした。プロットを書いてから24時間以内にシナリオの初稿ができたので、嬉しかった。友達に読んでもらうためにPDFにしてラインで送りつけた。

 

風呂に入って寝たいと思いつつも、先ほど書き上げたシナリオを直すかどうか迷いながら日記を書いている。以上。おしまい。ほとんど家から出ずに終わった。