にっき

メイゲツタカハシの日常

2月19日

 

 

10時56分に起床。終わってる。言い訳をすると昨日全然眠れなくて4時ぐらいになって諦めて納豆を食べた瞬間に急激な眠気が訪れて寝たためである。最近完全に負のサイクルに陥っていて、昼夜が半分ぐらい逆転している。本当は0時前に寝たい。寝たいけど眠気が降りて来ない。1年ぐらい前は22時には寝て5時前に起きて即友達にライン送ったりして「今から寝るの?今起きたの?どっちにしても迷惑」などと半ギレ気味にお褒めの言葉を頂いていたのに、どうしてこんなことになってしまったのだろう。一度完徹することによって体内時計を強制リセットすることも視野に入れていきたい。ところでヤクルト1000って効くのかしら。

 

14時半までダラダラすると決めてベッドから出ないルールを己に課したが、昨夜の私がベッドから手の届くところにパソコンを置いていたため結局仕事の資料を読んで物思いに耽ったりエゴサをしたりしていたらなんかこうあまりダラダラした実感のないままダラダラタイムが終わってしまった。

 

そして私は重い腰を上げた。掃除をせねばならない。年末に軽く掃除をして以降全くと言っていいほど全ての家事が放棄され、半ば取り返しのつかない状態になっている我が家の秩序を取り戻すべく立ち上がったのだ。チャンスはもう今日しかない。今日を逃せばもう8月ぐらいまでこの状態をふんわりキープすることになるだろう。しかしながら意志よわよわ村のご出身である私めはひとりで掃除を完遂する自信がまるでない。とりあえず1〜2回洗濯機を回してお茶を濁すことになる。こんな時には第三者に介入してもらうしかない。

 

そうだ!誰かと電話をしながらなら出来そうな気がする、と思って最近すべてのチョイスをミスりまくった結果放浪の旅に出てそのまま行き着いた対馬に移住した親友に「なにしてる?」とラインを送った。すると5分ほどして親友から電話が掛かってきた。かくかくしかじかの理由であなたと電話をしながら掃除させて欲しいと伝えると親友は想定より500倍ぐらい高いテンションで快諾してくれた。絶対に「は?なんで?」と言われると思ってたのに、逆に怖いな、どうしよう急に金貸してくれとか言われたら……などと数々の不安が沸いて出たので理由を尋ねるとなんと親友も部屋の掃除に着手しようとしているところだったらしいのだ。それはもう見事なハッピーアイスクリームである。あと親友の名誉のために一応書いておくが親友が私に金を貸してくれと頼んできた覚えはない。むしろわたしがいつも貸してもらっているし、6年ぐらい前には引っ越しを手伝ってもらった(軽トラまで出してもらった)にも関わらず焼肉を奢ってなあなあにした。

 

親友とお互いの終わった部屋を見せびらかしあったり、仕事の話やお互いの近況、最近読んで面白かった漫画の考察などを話しながらとりあえず全てのゴミを適切に処理していきなんとか「泥棒がドン引きして帰る部屋」から「お仕事が忙しかったのね〜などと思いつつ金目のものを物色する部屋」ぐらいにはなった。親友が換気扇を掃除し始めるという意識高いムーブを見せたのに触発されてわたしも換気扇を掃除したりして、めちゃくちゃうまい人たちが集まってるスケートパークみたいな状態になったのも高を奏したと思われる。

 

部屋が片付くと壁に何かを飾りたくなったので1年ほど前にメルカリで見つけて衝動的に買って放置していたコナミスポーツクラブのワッペン(20級から1級まで全部揃って740円ぐらいだったと思う)を壁に貼ってみたら想像以上にスタイリッシュな感じになって面白かった。メルカリには要らないけど欲しいものが無限に売っていて困る。ありがとうメルカリ。わたしの生きる糧です。私の家にはキモい収集品たちがたくさんあるので(水道修理屋さんのマグネット、お土産マグネット、お土産Tシャツ、ベルマーク、洗剤とかに貼ってある販促用のシール)私が死んだらそういうキモい収集品はすべてメルカリで売って欲しい。多分売れないと思うけど。1ヶ月経って売れなかったらミニマリストの友達の家に送りつけて欲しい。かなり嫌がると思うので。

 

気分が乗ってきたので洗濯機を回して、長風呂をして今に至る。一歩も家の外に出ることなく久しぶりの休日を心の底から楽しめた。今日こそは絶対0時より前に寝ます。

 

 

 

 

 

2月5日

 

 

9時前に起床。えぐい二日酔い。久しぶりにお酒を飲んだ上にいろんな種類の酒をちゃんぽんし尽くしたので当然壮絶な二日酔いとなる。そんなに強いわけではないのにお酒を愛してしまったが故に生まれた悲劇、それが二日酔い。ひどい気分、ひどい顔。鏡の前で今までの人生を全否定して反省した。とはいえ今まで数々の悲劇を経験してきたので対処法がわかる。これは素晴らしいことだ。人は経験によって強くなる。胃が終わっていても全身が平常時の1.5倍ぐらいにむくんでいてもとにかく水分を摂りまくって日の光を浴びれば二日酔いは治る。昨日はタクシーにも乗らずきちんとお家に帰れたから立派だねえと自分を褒めることも忘れない。

 

午前中にネイルの予約をしていたので向かう道中自販機で桃の乳酸菌飲料を買った。なんかサラッと飲めそうだし胃腸にも優しそうだと思ったのだけど、二日酔いとの相性が最悪だった。一口飲んで軽く叫んでしまい高校生と思しき女の子二人組に冷たい目を向けられた。私のように陽気で楽しげな姉ちゃんでもレベルの高い二日酔いだとミルキーな桃風味の飲料を飲んで「ヴォッ」って言うんだよ、それはともかく君たちの未来は明るいよ、という思いを込めて微笑みかけてみた。

 

ネイルはもうすぐ放送開始の作品の主演二人の衣装をイメージしたものにしてもらった。ネイリストさんにも「これ見てくださいね!!!」などと熱く布教しつつギャハギャハお喋りしながら爪を可愛くしてもらった。爪をかわいくしてもらうとうまくいかない時でも「私ってほんとダメだな、でも爪はかわいいな」と思えるからいい。こいつチャラチャラしやがって、って思われたとしてもぜっっったいにやめない!!! だってそのほうが頑張れるから!!!

 

帰り際に吉祥寺に寄って「昼から寿司をつまみにビールでも飲んじゃおうかしら」なんて思い好きな回転寿司屋さんに行ったらめちゃくちゃ並んでいて、二日酔いを迎え酒で断ち切ろうとした罰かと思ったけどよくよく考えたら今日は日曜日で街を見渡せば幸せそうな家族連ればかりだった。寿司は幸せなファミリー達に譲って二日酔いゾンビの私は日高屋にでも行こうかななどと考えたものの今の状態の胃がチゲ味噌ラーメンを受け入れられるとは到底思えなかったので仕方がなくスーパーでキャベツを買って帰った。キャベツがあれば大体なんとかなるし、私の大好物はキャベツの味噌汁だから。結局家に帰ってウ・ヨンウ見ながら爆睡したのでキャベツは冷蔵庫の中でドーンと存在感を放ち続けている。ウ・ヨンウ面白い。衣装かわいい。あとジュノ氏かわいすぎて推せる。登場人物みんないい人。好。

 

昼寝から目覚めた後はジャリん子チエのチエちゃんのモノマネ(いくらやっても誰にも伝わらない。モノマネの精度が低いせいなのか関東圏の人にジャリん子チエのアニメを見る習慣がないせいなのかわからない)練習をしたり、部屋を多少片付けたりしつつご機嫌に過ごした。後は風呂に入って歯磨きして歯間ブラシしてフロスしてから寝るだけだ。明日歯医者の予約をせねば。これを見た方は明日「歯医者の予約をしなさい」と言ってください。

 

6月14日

 

 

朝起きて昨日の夜セブンイレブンで買ったエビカツサンドを食べた。セブンイレブンのエビカツサンドは値段もカロリーもお高いけどエビがぷりぷりしていておいしい。前のバイト先に行く道中セブンイレブンがあったのでたまに買っていたらバイトの先輩に「それ美味しそうだよね」と言われ「美味しいですよ高いけど」と勧めるとしばらくして「高橋さんが食べてるやつ買っちゃった」と見せられた思い出がある。それからしばらくしてもうひとりの同僚もエビカツサンドを誇らしげに見せにきた。可愛いひとたちだった。その時のバイト先の同僚はみんな美大卒だったのでみんなのひねくれ加減がよく似ていたし共通言語も多くて雑談がめちゃくちゃ楽しかった。また会いたいけど会ってもあの頃のたのしさってもう戻らないのかもしれない。働く場所での人間関係は限定的な場所やタイミングでしか生まれないものなような気がしているから。

 

昼過ぎにバイトに行った。バイト先の洗濯物が溜まっていたのでコインランドリーで洗濯をした。バイト先の最寄りのコインランドリーは両替機がないかわりに自販機があるタイプの小憎たらしい商売の仕方をしているのでしょうがなく100円の缶コーヒーを2本買う。いらないのに。ちょっと前に子ども連れのお母さんと仲良くなったときには子どもに飲み物を奢ってあげた。「好きなの選んでいいよ」って言ったのにその子は麦茶を所望したのがなんか可愛くて「ほんとにいいの?」って言いながら渡した。一応アレルギーとかないですか?とお母さんに聞いたし「ご迷惑でなければ」の一言も添えたので配慮はしているから怒らないで欲しい。お母さんは100円の麦茶一本でありえないぐらいお礼を言ってきた。逆に申し訳なくなって「いらないので貰ってくださってむしろありがたいんです」などとごにょごにょと言い訳をした気がする。

 

バイトが終わって家に帰り、WWZみたいになっている台所に絶望しながら洗い物をした。洗い物自体は嫌いではない(あくまでも洗濯と比べたら、だけど)のにこまめに洗い物をするのは苦手だ。

 

それから市民プールに行った。今日は団体占有があったのであまり伸び伸びと泳げなかったけど逆にゆったり泳ごうと思って45分で1.5キロ、サクッと切り上げた。新しい水着をおろしたのだけど可もなく不可もなくといった感じだった。

 

帰り道、ぼーっと歩いていると道端にヒキガエルがいて、それも私の足元20cm以内ぐらいにいたのでめちゃくちゃびっくりしてしまって「うわっびっくりした!」とそこそこでかい声で叫んでしまったらちょうどその時すれ違った綺麗な女の人が私の声にびっくりしていた。女の人はヒキガエルを見て「うわあ、おっきいですね。どっからきたんだろ」と言っていた。私は話しかけられると思っていなかったので粋な返しが出来ず「ほんとですねあはは」みたいな感じで返してしまった。私が立ち去ると女の人が「写真撮っちゃお」と言っているのが聞こえた。振り返ると目があったので会釈だけして立ち去った。かわいくてフレンドリーな美人だった。小雨しか降っていないのに髪がびしょびしょ(プールの後ドライヤーするのがめんどくさかったため)の女に対してあそこまでフレンドリーになれるのはすごいと思うしありがたい。東京って冷たいとか他人に干渉しないとか言われるけど別にそんなことないと思う。どこに住んでいても冷たくて他人に干渉しない人はしないしする人はするから。わたしはよくリュック全開で歩いているけどそういう時にはだいたい通りすがりの誰か教えてくれるし。

 

ヒキガエル女の人と別れた後しばらく歩いているとでかい家の2階から私を泣かせてくださいの練習をしている声が聞こえてきた。それもかなり上手な感じ。なんて文化的なんだろうとしばらく立ち止まって聞き入ってしまった。まあすぐ終わっちゃいましたが。そういえばオペラって見たことないので一度見てみたいな、オペラって衝撃的に悲しい話が多いから私の好みに合いそうだし、能と歌舞伎も見てみたら結構面白かったからオペラも楽しいはずなどと考えて、オペラの公演を探したら意外とやっていなかった。7月に新国立劇場でやるっぽいのだけどザ・オペラって感じの演目ではなさそうなので入門編としてはどうなのだろう、とか思いつつチケットの値段見たら一番安いC席で8,800円だった。高い方のボトックス1本打てる。韓国製の安いほうのボトックスなら2本打てる。でもボトックスはこの前打ったしまだ効果続いてるので打つ必要はない。それに行きたい、オペラ。でも、8,800円払うならひとりで行きたくない。誰かを巻き込みたい。でも私も周りに「オペラ行かない?」「行く行く!」みたいな友達はいない。いや「え、ちょっと行きたいかも」ならいるかもしれないが「チケ代8,800円ね」と伝えたら「ゲストとかないの?」って言いそう。そう考えると歌舞伎ってかなりお得に見られるんだなとしみじみと思った。

 

 

家に帰って終わった晩飯を済ませて色々しゃべったりしてたら今に至る。最近ストレッチをサボりまくっていたらむくみとかがひどいので今日はちゃんとしたいと思う。思うだけでするとは言っていない。

 

おしまい!

9月14日

 

9時半に起床。すこし前までは用事もないのに6時ごろに起床する生活を送っていたのに、家で仕事をするようになってからどんどん生活リズムが夜型になっている。どうして夜の方が仕事が進むのだろう。どうせなら朝8時とかから仕事を始めたい。

 

最近、寝る前にダウントン・アビーを見て寝るのが習慣になっているのも夜型になっている原因かもしれない。
貧乏性なので、寝る直前まで何か読んだり見たりしていないともったいないような気がしてしまうので、何かをしながら寝落ちすることが多いし、それが最適だと思っている。でもダウントンアビーは眠気がこないくらいの面白さをずっと保ち続けているので、結局寝落ちできないのだ。眠気がこないくらいの面白さをずっと保ち続けるのはとてもすごいことだ。


イギリスの時代劇なんてとんでもない策略と伏線が張り巡らされたとんでもなく複雑で難しい人間関係が展開されるのではないだろうかと思っていたのだけど、見始めるとそうでもなくて驚いた。出てくる人たちみんな悪巧みをしたり、いやーなことを考えたりするのだけど意外とみんなスケールがちっちゃい嫌がらせレベルのことしかしない。でも、だからといってショボいかと言われるとそれがそうでもなくて、そのスケールの小ささが逆にリアルで本当に嫌な気持ちになったりする。

 

そういえば、最近キリング・イヴも見た。作中に出てきたコートが欲しくなって調べたら3000ドル前後だったので諦めた。フィービー・ウォーラー=ブリッジを崇め奉る会、日本法人会長なので、わーーーーーーって言いながら見た。なんでも「わーーーーっ」って言いながら見れる幸福な人間なので。

 

そういえば最近夜通し何かを流しながら寝ることがなくなった気がする。すこし前までは一日中なにかしらのドラマ(ドラマだったら自動再生でずっと次のエピソードが流れるから)を流していたが、最近はあまりそれをしなくなった。

 

打ち合わせから帰る道中、電車の中で薄いオレンジのワンピースを着た女の人に肩がぶつかってしまって、その後にもまたぶつかってしまった。するとその女の人はすごく嫌そうな顔をして少し離れた場所に移動した。都営線は狭いのでそういうこともあるだろうに、と思って「そんな嫌な顔しなくてもいいのに」と思ってすこし嫌な気持ちになった。それと同時に、「わたしというキャラクターのこの状況における立ち位置」について考えた。もしもわたしがこの物語の主人公であったならば、わたしの感じたことに多くの人が共感するだろう。なんなんだよあの女、9月なのに麻のウェッジソールサンダルなんか履きやがって、といった具合に心の中で悪態をついたとしてもまあ許されると思う。でも、彼女が主人公だとしたら、きっと「なんなんだよあの女、何回もぶつかって来やがって、チャンキーヒールなんか遅くとも昨シーズンで終わってんだろ。だいたいなんだあのシワシワのシャツ。アイロンぐらいかけろよ、だらしない」と思うだろうし、わたしが心の中で思ったことを知ればきっと頭がおかしいんじゃないかと考えると思う。

 

わたしはわたしのことをよく知っているので、自主映画の撮影をしたときに持ち出したうちのアイロン台をロケ先に忘れて、結局そのままになっているせいで我が家にアイロン台がないことや、チャンキーヒールは流行っているとか流行っていないとか関係なく好きだから履いていることも知っている。

 

他者のことを思いやろうとか、謙虚に生きようとか、そういう心掛けは大事だけれど、わたしにはあの薄いオレンジのワンピースを着た女の人がどう思ったかなんて到底わからないし、彼女にもわたしがどう思ったかなんてわからない。結局のところ、多かれ少なかれみんながみんな自分のことを主人公だと思って日々暮らしているのだから。だからこそ言葉を尽くすことや、自分以外の人への気配り、他人を慮ることはとても大切なのかもしれない。ものすごく教訓めいていて恥ずかしいけれど、他人に目を向けられる余裕のある人間で居続けられるように努力しなきゃ、と思った。ただ、彼女のことを積極的に肯定してやろうとは思わない。わたしはわたしの人生において主人公だし、それは疑いようもない事実なので。

 

最近パンが好きになった話も書こうと思ったけれど、つかれたのでおしまい!

 

普通のブログ

 

たまには日記形式ではなくブログっぽいものを書こうと思う。
なぜかというと、最近バイトをやめたしこんなご時世で出かけたり何か動いたりするわけでもなく、一人家にこもって妄想作業に精を出しているだけなので、日記形式にすると本当に書くことがないのだ。妄想で飯食わせてもらってます。

 

本当はたまに撮影があったりするものの、仕事の話をこんな脳内シュレッダーみたいな場所に書き残すのも恐れ多いのでそれについては省こうと思う。

 

今日は一つ一つを掘り下げるというより、最近考えていることを端的に残しておきたいので、箇条書き形式にする。
最初に「ブログ的なものを書こうと思う」と書いたけどこれは果たしてちゃんとブログっぽいのだろうか。

 

・作業用のデスクと椅子を買った。今まで家に作業用のデスクなどが一切なかったのでだいたい、ソファだとかベットで作業をしていた。よく考えたらいち社会人としてやばい。いち社会人としてまともに働いたことがないのでわからないが多分やばい。普通にベッドに寝転んで、さらにトラックパッドの横のスペースにコーヒーとか置いて作業していたのが信じられないし、作業スペースと生活スペースをちょっと分けたことによってかなり生活にリズムが生まれたような気がする。家だとコーヒーとかも飲み放題だし。

 

・給湯器が壊れた。世間とずれていない一丁前の大人なのでこういう時には給湯器に書いてあるコールセンターに電話するのではなくまずは表示されているエラーコード一通り調べてみて、対策法を試し、それでも直らなかったらガスが止まっていないか確認すべきだと知っていた。そのように手順を踏んだものの直らなかったのでコールセンターではなくて管理会社に電話した。余談だが私の住んでいるアパートの管理会社はGoogleレビューで☆1.5である。しかしながら私自身は特に☆1.5を付けたくなるようなインシデントには遭遇したことがなく、前回換気扇が落ちてきた時にも早急に対応してくれたし、うちのアパートの担当者はかなりいい加減なあんちゃんなので、個人的には結構好感を持っている。電話したら受付のおばちゃんが出て、すぐに修理の手配をしてくれた。火花を出す装置が壊れているとのことで、部品が届き次第改めて修理してくれるとのこと。

 

・断酒しようか迷っている。禁酒とかではなく、断酒。今現在、私の人生の楽しみランキングを発表させていただくと、1位が飲酒、2位が酩酊、3位が泥酔なので多分お酒をやめたら人生に絶望して死ぬと思う。でも私の人生の苦しみランキングは1位が二日酔いの際に生じる激しい後悔と自己嫌悪、2位が二日酔いによる体調不良、3位が将来設計なので、もうどうせえっちゅねんという状態だ。まずはお酒以外の楽しみを見つけることが必要なのだけど、今のところ楽しみが全て飲酒と直結しているというか、飲酒を加えることでその楽しみがブーストされるみたいな傾向があるのでもう引き返せないところまで来ているのかもしれない。助けてくれ!
ちなみにこれはマジで信じて欲しいのだけど仕事中には飲んでないのでそれで疑ったりするのはマジでやめてください。夜に飲んでしまった状態でメール返したりちょこちょこと作業をすることはあるけど、それぐらいだれでもやるよね? ねえ?

 

・幼い頃からずーっとそうなのだが、刺身が好きだ。さっき発表した人生の楽しみランキングの4位は刺身だ。本当に好きだ。多分うちの食費の半分以上は刺身が締めていると思う。世間の刺身に対する好感度の平均値を50だとしたら私は89ぐらいだと思う。だからなんだという話だが、最近やっと普通人はここまで刺身を食べないのだということに気づいた。というか、私は同じものばかり食べて、それに飽きては次にハマるものを食べるような食生活を送っているので、その中で常に主戦力として食卓に残り続ける刺身のポテンシャルはやばい。一番好きな刺身はしまあじだけど高いのでそんなに食べられないのが悲しい。

 

・人のまっすぐさを笑うことはいけないことだと思う。が、このブログ冒頭の「妄想で飯食わせてもらってます。」に対して「痛っ」と思った人は、人のまっすぐさを笑うきらいがある人かもしれないので気をつけたほうがいいのかもしれない。ちなみに私は「妄想で飯食わせてもらってます。」とタイピングする間「本気でこういうこと思って書いてる人だと思われたらどうしよう」とか「これ最後まで読まれなかったらただの痛い人じゃん」「ていうか打つこと自体かなり苦痛を伴うな」などと考えていた。そんなこと思うならやんなきゃいいのに。何のためにこんなことをするのか、と問われてもよくわからないがこれがやりたくてこのブログを書き始めた次第だ。「妄想で飯食わせてもらってます。」を読んで「痛っ」と思い、精神的優位に立って頂いた状態でマジでどうでもいいことを読ませて油断させたところを刺す、みたいな嫌なブログが書きたかったのだ。
自分のことをスタンダードだと思ってる人は将来的にやばくなるポテンシャルが極めて高いが、自分のことをスタンダードではないにせよそこまで非凡な人だと思うのもスタンスとして微妙だし、どこに位置付けていいのかがわからない人もそれはそれでかなりやばくなるかもしれないような気がする。

 

飽きたのでおしまい。仕事します。

 

 

 

5月30日

 

5時44分に起床。日没と共に眠り、夜明けと共に目覚める生活だ。実際そんなに早く寝ている訳ではないのだけれど。

 

起きてすぐは特に何もしたくなかったし、午前6時から仕事ができるタイプの人間ではないので3時間ほど本を読んだり先々週頃まで襲われていたひどいふさぎの正体に思いを馳せたりしていた。

私はだいたい5月か6月のちょうど暖かくなってきて半袖に切り替わるといった時期になるとものすごいやべえ精神状況となり、何かしら自己破壊的な行動に出ることがある。おそらく冬の間に溜めに溜め込んだストレスや鬱憤が一気に噴出する時期なのだと思われる。ここ数年の主な実績でいうと「親友に絶縁状を叩きつける」「生活の見通しが全く立っていないのにバイトをやめる」「結構長く書いていた卒業制作のプロットのデータを完全消去する」などが挙げられる。もちろん対外的には割とけろっとしているし、自分で修復できる範囲の破壊しかしないのでお取引先の皆様におかれましてはどうぞ安心して欲しい。

今回は大学時代に必修だった保健体育でレポートを書かされた際にちらっと読んだ認知行動療法の手法をかなり適当に取り入れて編み物を始め、毛糸を買いに近所の手芸屋まで散歩に行ったりしていたのが功を奏したのか、特に自己破壊的行動を発起することはなかった。

だからといっていつもよりもふさぎが軽かったというわけでもなく、おはようからおやすみまで隙あらば過去にしでかした大きな失態の記憶が浮かんでは消えを繰り返すため、仕事だとか編み物だとか何かしらで脳みそをフル稼働させておかないと世間様に土下座行脚をし始めるところだった。

ちなみにあえて「ふさぎ」というあまり使われない言葉を使っているのは『告白と呪詛』でシオランが繰り返し使っている言葉だからという理由が表向きだが本当のところは直接的な言葉を使った時に「この人精神的に不安定だから仕事依頼するのやめよう」とか思われたら困っちゃうので「ふさぎ」という若干ポップな言葉でごまかしているのである。なら書くなよって話なのだけれど、芸能人とかがラジオではテレビよりゆるい感じでやってるのと同じ感じで、この日記もツイッターとは一線を画したありのままの感じにしたいという高尚な目的があるのだ。

今回の「ふさぎ」の原因はおそらく所属感のなさが原因だと思う。なんというか、もう大学生ではないし、友達はみんな散り散りになって社会の有象無象と戦っているし、私が明日死んでも誰も気づかないかもしれない、なんて思ってしまったのがことの発端だったのかもしれない。

ふさぎ中には「私が死んでも誰も気づかないなんて、ひどい! 理不尽だ!」だなんて思っていたが、今冷静になって考えると私も友人の誰かが孤独死したところで絶対に気付かない自信がある。下手をするとお通夜や告別式の連絡すら来ないかもしれない。基本的に交友関係は誘われたら行く、のスタンスを貫き続けて24年の月日が経ってしまったタイプの人間なので、わざわざ連絡して友人の様子を尋ねるなんてことは絶対にしない。するとしたら、めちゃくちゃどうでもいい写真かめちゃくちゃかわいいわん様(お犬様のことである)の写真を送りつけて「うけんべ」とか「ラブい」とか言うぐらいである。それをスルーされたとて特に何も思わないのでやっぱり絶対に気付かないと思う。ごめん、みんな。葬式は誘われたら行くのでぜひ誘ってくれ!

 

かなり話が脱線してしまったが本来の目的である本日の日記に戻りたいと思う。

 

9時すぎから5時間ぐらいパソコンに向かった。仕事がはちゃめちゃに進んだかと問われれば微妙なところだが、全く何もわからなくなったので一度休憩しようと思って『江分利満氏の優雅な生活』を見た。そう、今回のこの軽妙と呼ぶか珍妙と呼ぶか微妙なラインのうねうねとした文体はそのせいであると思われる。

 

映画を見終わってもう一本とも思ったが仕事を進めたかったのでパソコンを開いたものの開始30分で脳みそすっかんぴん状態になってしまったのでやめだやめだ!飯食うぞ!酒飲むぞ!となって、明るいうちから失礼しやすなんて一人で言いながら黒霧をチビチビと飲みつつレタスと豚肉と春雨とネギを中華スープで煮込んだやつを作って食べた。火を入れたレタスもしゃきしゃきしていてよかったし、いつもとは一風変わったレシピに挑戦したことでワクワク感も味わえて嬉しかった。

 

そのあとまたお酒が入ったらエンジンがかかって仕事ができるのではないかと思いパソコンを開いたものの、やはり依然として脳みそすっかんぴん状態が続いていたのでこうしてはてなブログを開いたわけである。

 

 

明日はどこかしら場所を変えて作業をすれば何かしら脳神経の回路が違う感じになって仕事が進むかななどと目論んでいる次第である。

 

 

おしまい!

 

 

8月23日

 

7時に目が覚めた。豪徳寺に住んでいる友達の家に泊まったのだが、そのせいなのか何なのかものすごく憂鬱だったのでそのまますぐに家に帰った。最近精神も身体もかなり不調なので、その友達のせいではないのだと思う。豪徳寺サンマルクコーヒーでアイスコーヒーを買って、最寄駅の近くにあるローソンでおにぎりを買った。

 

家に帰ってきて、前日から見ているらんま1/2を昼過ぎまで見ていたが、精神が不調すぎて希死念慮が強くなったりひどいふさぎに襲われたりして、家にひとりで居たらおかしくなってしまいそうだったので、まだ見ていないウディアレンの新作を見に出掛けようと思いたって、化粧をしてお気に入りのワンピースを着て恵比寿に出掛けた。関係ないがわたしは恵比寿ガーデンプレイスと日比谷が好きだ。恵比寿ガーデンプレイスに関してはどこもかしこも人為的に作られたラグジュアリー感と文化の薫り高さがあって安心する。とはいえ恵比寿ガーデンプレイスで行くところといえば都写美とガーデンシネマとブルーシールエクセルシオールくらいで、三越とかレストランにはほとんど入ったことはないのだけれど。日比谷に関してはまた後日書きたいと思う。

 

Bluetoothのヘッドホンでお守りみたいにベルセバを大音量で再生しながら恵比寿に着いて、まず映画のチケットを取ってから都写美に行った。森山大道の展示は先月恭平くんと見たので、まだ見ていないものを選んだ。写真の展示と、インターネットアートの展示だ。二つともかなり情緒的で泣きそうになりながら展示を見たが、今思うとわたしが情緒不安定だっただけかもしれない。いずれにせよ先月までやっていた展示よりもかなり良かった。一通り展示を見終わったが、映画の時間まで2時間以上あったので時間を潰そうと思ってエクセルシオールに行ってカフェモカを飲んだ。本当はカフェラテが飲みたかったのだけどメニューから見つけられなくて、店員さんに「カフェラテはありますか」と尋ねて迷惑そうに「ありません」と言われるのも怖くて、泣く泣くカフェモカにした。10分ぐらいボーッとしていると隣の席に4人組のおしゃれOL軍隊みたいなひとたちがやってきて、「あの子はTOEICのスコア200点台らしい」「200とかどうやったら取れるんだろう」「寝ぼけてたんじゃない」みたいな会話を始めたのでまた辛くなってきてしまってベルセバを大音量で再生したけど、それでも辛かったのでかなり急ピッチでカフェモカを飲み干して外に出た。喫煙所でタバコを吸って、1時間ぐらい外のベンチでボーッとしたが家にいるのと同等の苦痛に襲われたので、都写美に再入場して写真のほうの展示をもう一回見てから図書室に行って北島敬三の写真集を見ていた。USSR1991が見たかったけど他の人が閲覧中でuntitled records とかを見ていた。そうこうしているうちに映画の時間になったので映画館のほうに行った。

 

ウディアレンの新作(レイニーデイ・イン・ニューヨーク)はものすごく好きだった。毎年ウディアレンの新作を見ていたのに、女と男の観覧車は見逃してしまっていて、さらに去年は公開されなかったので久しぶりの「ウディアレンの新作」体験だった。懐かしいようなうれしいような、とにかく満たされた気分になって、わたしは何でもできるんだと思ったし、今年の秋にはツイードのジャケットが欲しいなと思った。

 

満たされた気分になったので恵比寿から渋谷まで歩いた。渋谷の新南口にいたスケーターをじっと見ていたら10秒ぐらい目があった。映画だったら恋が始まる予感だけど、わたしが生きているのは悲しくなるほどリアルで無機質な現実で、さらにわたしはエルファニングではないのでただ単に目があっただけだった。それでもなんだかうれしくってなんだかワクワクしながら家に帰った。

 

お酒を飲んで酔っ払って寝てふと目が覚めたらワクワクが消えてまた無性に悲しくなったので、日記を書いてあの多幸感を思い出そうと思っていま日記を書いている。スケーターと目があったのはよかった。すごくよかった。