にっき

メイゲツタカハシの日常

11月13日

 

 

7時に起きたものの、そのままずるずると寝てしまい11時48分に起床した。

学校へ向かう道中聞いていた、the Big Moonのformidableという曲がなぜかものすごく心に刺さって、今日一日中聞く羽目になった。

まず体育実技(ゴルフ)の授業をやり過ごし、早めに終わったので学校のコンビニで500ml缶のコーラを買って飲みながら文芸棟へ向かった。その道中、ジョージに会った。ジョージは日常生活において私よりも頭を使っていなさそうな男の子で、なかなか良い体をしている。手を振ると、「ああ、なっちゃん」と言っていた。

文芸学科はゼミ誌の締め切りシーズンの文芸棟であったが、いつもとなんら変わらない雰囲気を漂わせており、さすが文芸学科、などと思っていた。ゼミは雑談をしているといつのまにか終わっており、電車で帰る道中永田さんとラインをしていると一緒に映画を観に行くことになったので、一度家に帰って化粧をしてから有楽町に向かった。

シネスイッチで『婚約者の友人』を見て、高架下の居酒屋で映画の感想などを言い合った。

これはわたしの悪い癖なのだが、別れ際になると途端に寂しくなってしまった。これが女の子相手であると、甘えた口調で「朝まで飲もうよ〜」と言ってしまいがちなのだが、相手は一応社会人の健全な青年なので、グッとこらえて有楽町線のホームへ向かうエスカレーターに乗り込んで、振り向きさえしなかった。別れ際に振り向けない女なのだ、私は。振り向くなんて真似をしてしまえば、相手が誰であろうが(例え「生理的に無理」というカテゴライズの男性であろうと)寂しくて寂しくて泣きそうになってしまうためである。本当に人と別れるのが苦手だ。

そうして有楽町線に乗り込んだ。しかし永田町あたりで尿意を催し、池袋で我慢できず下車してトイレに行った。そうしていま池袋線に乗って帰っている。駅に着いたら、たくみんにでも電話をしようか迷うところだが、他人との別れ際で発生した寂しさをたくみんで発散させるなんて、最低なやり口なのでどうしようか迷う。しかも一昨日も寂しさをやりきれずにたくみんを利用したばかりである。いいかげんこんなこと馬鹿っぽいのでやめたいのだが、寂しさが我慢できないし、それ以上に永田さんに対してものすごい無の境地であったことを報告したい(楽しかったけど)。どうしようか迷いつつ、今日こそ1時には寝たいとは思う。

それにしても、ひさびさに飲んだビールとハイボールは驚くほどに美味かった。